柏さんのトブンデスブログ

最近全然カードあんまり触ってないから存在価値が危ぶまれてるブログ。百合いいよね百合。乙女ちゃんがかわいくて生きるのが辛い。

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風来人(2)

前回よりかなり短め。
問題は前回のを読んでくれている人が何人いるかだけど…

朝。
ガラガラと関所の門を開く音で、アトラは目を覚ました。
うーん、と背伸びをして、眠たげな目を擦る。
 ああ、頭が痛い…そうか、昨日は飲みすぎたんだっけ。
 とりあえず、荷物をまとめないと。昨日は片付けもせずに寝ちゃったからな…。
 まず食料をまとめて、それから空き瓶や食べカスを片付けて…ってあれ?昨日散々散らかした筈の食べカスやゴミが、丁寧に布の端に寄せてある。
「あ、おはようございます。」
 え?おはようございます?
 可愛げな女の子の声が、アトラの背中を刺す。
 こんな朝っぱらから誰だろう。っと、声がした方へと振り向く。
するとそこには、桃色のショートカットが印象的な…どこかで見たことがるような少女が立っていた。
 えっと、誰だっけこの子…必死に思い出そうとするが、出てこない。
「あ、あの…」
 少し躊躇ったような口調で、その少女が呟く。
「これから長い間、よろしくおねがいします。」
その少女は頬を少し赤らめ、それから少し目をそらして話を続けた。
「あの…、お名前を、教えてもらっていいですか?」
「アトラ…」
「あの、アトラさん。昨日はあんな事をしたのに心を開いてくれるなんて、私感動しました。だから、その…アトラさん期待に添えるよう、私がんばります!」
「…、あのさ…」
「どうかしました?」
「…どちら様で?」

 数分後…

「…っと言うわけで、これからよろしくお願いします。」
「あ、あの、エリナさん…」
「そ、そんなにかしこまらないでも、『エリナ』でいいですよ。」
「え、えっと…じゃあエリナ、旅のお供はいいんだけどさ。」
「はい。」
「通行証もってる?」
「へ?」
「今からそこの国境を越えて、お隣のトロウォールに行くんだけど、通行証が無いと通してくれないからさ。」
「そ、そんな…私、通行証なんて、私持ってません。どうすればいいんでしょう…」
「う~ん…」
 アトラは考えてみる。
 仮に勘違いから始まったとしても、この子は自分に心を開いてくれている。
 そんな子が旅のお供をしたいと言っているのだから、断る理由などどこにもない(っと本人は思っている)。
 しかも本人曰く、結構凄腕な物取りらしく、何かと手助けをしてくれそうだ。
 それに何より、一人だと寂しい。
 っというわけで、一緒に隣の国へ行きたい。
う~ん、通行証…
「そういえば、アトラさんはどうやって手に入れたんですか?」
「俺のは、国に発行してもらったけど。」
「じゃあ私の分も、国に頼んで発行してもらえばいいんじゃないんですか?」
「ここから通行証を発行してくれるお城、そのトレイス城まで、徒歩だと一週間はかかるけど…」
「大丈夫です!一週間くらいなら平気です!」
「いや、でも…」
「善は急げって言いますよね!早く行きましょう。」
 どうやら行く気満々らしい。
 しかしまぁ、これからの一週間でお互いの信頼を深めていくと思えば、城まで戻るのも悪くは無い。
 アトラはそう思い、エリナの方へと振り向く。
 が、エリナは既に山のほうへ駆け出していた。




前回よりかなり短め。
なんとなく変なところで区切ってしまった感が…

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コメント


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あぁ、微妙なところで区切ったな。

sunset | URL | 2007年06月05日(Tue)22:05 [EDIT]


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