柏さんのトブンデスブログ

最近全然カードあんまり触ってないから存在価値が危ぶまれてるブログ。百合いいよね百合。乙女ちゃんがかわいくて生きるのが辛い。

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第二話

一旦訂正を加えた第二話です。
訂正前の第二話を読んだ人も、
よろしければもう一度お願いします。
そして、読み終わったあと気付きや感想があれば、
どしどし書き込んじゃって下さい!

誤字脱字などの修正を行いました。
それと、また途中途中を書き直そうと思うので、
次の話は気長に待ってください(ぁ

山道に入るなり、早速僕はここに来たことに後悔した。
視界いっぱいに広がる木々、微妙に辛い緩やかな斜面。
伸び放題になっている雑草は、どれだけ人通りが少ないかを物語っている。
これだから山道は嫌なんだ・・・
「あのさ、」
先に切り出したのはミクからだった。
「負ぶってくれない?」
「・・・は?」
一瞬耳を疑った。
きっと空耳さ。いや、むしろ空耳であってくれ。
うん、きっと空耳なんだ。そうだ、これは空耳だ。
「だからさ、負ぶってくれない?」
なんてえげつない・・・
酷いの域を通り越して、惨いの域に達していた。
「ほら、ユウキ君はズボンはいてるからいいけどさ、私スカートだから。」
ついて来させたミクだろうがぁ!!っと叫びたくもなったが、
叫んだところで無駄だと僕は知っている。
ここは穏便にミクを宥めるべきだ。
「あのさ、そろそろ山下りない?僕疲れてきたし・・・ミクも疲れたでしょ?」
「ユウキ君が負ぶってくれれば疲れないよ。」
このクソアマがぁああ!!
っと、普通の人なら叫びたく、いや、叫ぶはず。
しかし生憎、相手が悪かった。仕方なく僕は負ぶう事に。

ミクは特に重いというわけではないのだが、
やはり二人分の重みを支えるのは辛い。
ましてこの山道であるから、僕の足はすでに限界に達していた。
「キツイ」とか「ダルイ」などのワードを口ずさみながらも、僕は黙々と進んでいた。
「はぁ、あのさ、そろそろ疲れたからさ・・・お願い、お願いだから自分で歩いてくれない?」
「そんな事よりも、あれ見てよ。」
「そんな事よりじゃなくて、本当に降りてくれ。頼むから。」
「何か青く光ってるよ。」
「何か青くじゃなくて・・・って、え?光ってる?」
さりげなくミクを降ろし、ミクが指差す方向を見る。
茂みの向こうで、本当に何かが青白く光っている。
「ちょっと取ってくるね。」
「で、でも、何か危ない物かもしれないよ?」
「いや、でも青白く光ってるし、大丈夫だって。」
青白く光ることに、何の安心感があるのだろう?
いや、今はそんな事はどうでもいい。
こんな時、普通なら男の子が代わってとりに行くべきなのだろうが、
残念ながら僕にそんな度胸は無い。
まして、取りに行った女の子がミクなのだから、それこそ心配は要らないかもしれない。
「あった!隕石!隕石があったよ!」
「は?隕石が?」
あれ?隕石って青白く光るっけ?
「ちょっと見せてよ。」
「ほら。」
ミクはその場で、その青白い光の高原を高くかざして見せる。
本当に隕石だ。いや、隕石かどうかは判らないけれど、石であるのは確かだ。
「ねぇユウキく・・・」
”君”の”く”まで言いかけたとき、ふと言葉が詰まった。
「何?どうかしたの?」
僕には何のことかさっぱりわからない。
「う、後ろ・・・」
「後ろ?後ろがどうかしたの?」
きっとミクは、僕を脅かしているに違いない、っと僕は思った。
が、しかし、大体の漫画なら脅かしているのではなく本当に何かいる。基本的にそうだ。
そして今あっていることも例外ではなかった。

「・・・」
振り返った僕は言葉を失った。
「危ないよ!離れて!」
ミクの言葉も届かないほどに緊張していた。
なぜならば、僕の視線の先には、僕よりも一回りも二周りも大きい猪が鼻息を荒くしていたのだから。
猪は僕をじっと見つめている。僕も猪をじっと見つめている。
見つめているうちに我に返った。逃げるべきだ!!
「うわぁっ!」
不覚にも僕は声を漏らしてしまった。
その声に猪も驚いたのか、足で土を払い、その後急に走り出した。
「逃げて!」
「言われなくても解ってる!」
僕は必死に地面に飛び伏せる。
自分の足元すれすれの所を猪が通り過ぎていったのがわかる。
本当に危なかった。僕は安堵の息を漏らした。
が、そう思ったのは束の間。
「キャー!」
ミクの叫び声だ。
僕はミクの方に咄嗟に目をやる。
「ミクー!」
人間、ピンチに陥るとやたら叫びだすらしい。さっきから叫んでばかりだ。
が、今はそんなことを考える余裕すらない。
「助けてー!!」
再びミクが叫ぶ。
叫びながら、右手に持っている光る石を全力で猪に投げつけた。
必死の抵抗である。
が、しかし、いくら全力で投げつけたとしても、所詮中学生である。
当然のごとく石は弾かれ、何事もなかったかのように猪は走り続ける――
かのように思えた。
僕もミクも、きっとその猪も、そうなると思っていただろう。
僕は目を疑った。
その石が地面に触れた瞬間に、石は光を強め、地面が凍りついたのだ。
凍った地面に足元をすくわれた猪は、その出来事に驚いたのか、足早に林の中へと消えていった。
「た、助かった・・・」
気が抜けたかのように僕は呟く。
しかし、僕はまだ、今目の前で起こったことを把握できなかった。
石が光っている時点で不思議でたまらないのに、
ましてやその石で、地面が凍るなんて信じられない。
っと、僕が苦悩しているすぐそばで、ミクは何故だかはしゃいでいた。
「ねぇ、今見た?凍ったよ!地面が!すごい、すごいよこの石!お宝だって!」
「た、確かに、すごいのはすごいけど・・・」
「よし、決めた!これもって帰る!」
「あ、危ないって、そんな石!触れただけで凍っちゃうんだよ?」
そんな僕の忠告も聞かず、ミクはその石を拾い上げる。
「ほら、平気だって。ユウキ君も触ってみる?」
「いや、いいよ。氷付けになったら死んじゃうし・・・」
「大丈夫だって、ほら。」
『ほら』っと同時に、その石を僕のほうに放る。そして僕はそれを反射的に取る。
が、それが失敗だった。
「痛っ!」
そうさけび、僕は石を落としてしまった。
ドライアイスを触ったみたいに冷たかったのだ。
「やっぱりこれ、かなり冷たいよ。」
「おっかしいなぁ・・・」
ミクは首をかしげながら、地面に落ちた石を拾った。
「でもとりあえず、これはもって帰るね。何かの役に立つかもしれないし。」
「だから、危な・・・」
僕がそう言いかけたとき、山のふもとの方から聞き覚えのある音がした。
チャイムの音だ。
「あ、ヤバイ!昼休み終わっちゃった!私帰るね!」
そういい残し、山を一目散に駆け下りていった。
取り残された僕は、しばらくその場に立ち尽くした。
それから、頭の中を整理した僕は、一人でゆっくりと山を降り始めた。
「帰りは負ぶわずに済んでよかった・・・」

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コメント


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お久しぶり(?)です。

さて、小説の感想。

>キツイ」とか「ダルイ」などのワードを口ずさみながらも、僕は黙々と進んでいた。

ちょっと矛盾しているような気が・・・。口ずさんでいるのか、黙っているのか。

>一回りも二周りも

誤字の確認はしっかりした方が良いかな、と思います。

>「ねぇユウキく・・・」
から
>その石が地面に触れた瞬間に、石は光を強め、地面が凍りついたのだ

ここまでの、今回の話の山場だと思われるシーンが、ちょっとベタかな、と。
と言っても、完全にオリジナルなんて普通は無理ですし、「あ、良い描写だな」と思ったものがあれば真似ても良いと思いますが、山場が全体的にベタなのは少し残念。

>伸び放題になっている雑草は、どれだけ人通りが少ないかを物語っている。
>取り残された僕は、しばらくその場に立ち尽くした。
それから、頭の中を整理した僕は、一人でゆっくりと山を降り始めた。

この辺りの描写は良いと思います。
全体的に見ると、山場より、風景の描写など、ほのぼのとした描写の方が良い感じです。

色々言いましたが、私も全然出来てないww

コルク | URL | 2007年03月20日(Tue)23:25 [EDIT]


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